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SCHEDULE
September 2021 – August 2021
ボストン日本女性の会の年間スケジュールです。
非会員のお申し込みは、「問い合わせ」よりお願いします。
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January
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|Design Thinkingを用いて業務改善案を考える|
講師:西本会里子
日時:1月30日(土) 夜8時
オンラインイベント
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[ 詳細 ]
Design Thinkingとは、徹底的なヒューマンセントリックの考え方による、真の問題発見方法と、問題解決方法を考える手法で、ビジネスに適用すると、イノベーションの成功率が大幅に向上すると言われています。Design Thinkingは、新しいプロダクトの開発に使われると思われがちですが、イノベーションが必要なあらゆるシーン、既存業務の改善などにも有効な手法です。
最近日本でも特許庁が「デザイン経営」を宣言したこともあり、「デザイン思考」という言葉がポピュラーになってきていますが、実際にどういうものなのか、どうやって実行したらいいのか、あまり理解できていない、理解できたと思っていても活用できていない人が多いのではないでしょうか。
そこで、今回Design Thinkingについてわかりやすく解説した上で、代表的なフレームワークを使って業務改善のケースを紐解いてみようと思います。日々の業務を改善したいと思われている方に、すぐに応用できるDesign Thinkingを学んでいただければと考えております。
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[ 講師略歴 ]
西本 会里子(にしもと えりこ)
コンサルティング・マーケティング会社、Blank Slate主宰。 また、マサチューセッツ登録NPO、BinnovativeのCEOでもある。東京、ニューヨーク拠点でメーカーや商社などで大規模グローバルERP導入・運用などを行った後、Babson大学で2014年にMBAを取得。その後対企業のコンサルティングやNPOの活動を幅広く行う。忘れられがちな事実「テクノロジー・ツールは人を幸せにするために存在する」ことを啓蒙したく、様々なイベントや、Design thinkingを軸にしたコンサルティング・ワークショップを開催。MIT Sloan Mastering Design Thinking Course終了 (2020年)
February
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|My journey and a look at Japanese cuisine and influence in contemporary culture |
講師:Debbie Samuels
日時:2月10日(水) 8:00pm – 9:30pm
オンラインイベント
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[ 内容 ]
アメリカでデビーさんが子供たちに教えている和食育のプログラムを中心に英語でお話ししていただきます。 なぜ、和食がおいしく栄養価も高いのか? どうして子供たちに受けているのか?など経験豊かなお話しが聞けそうです。 和食ならびに韓国料理研究家として幅広い活動を繰り広げていらした背景には、どんな動機があったのかなど、個人的なお話しも聞かせていただけそうです。
料理の本も出版され、ボストンGlobe紙のFood Writerとしても活躍されてきました。 さらに、2020年12月にボストン日本協会は、デビーさんの功績を称えJohn E. Thayer, III賞を授与されました。この賞は、長年、米国と日本の相互理解と友情の促進に大きく貢献された方々に与えられています。 (略歴は添付資料をご参考にしてください。)
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[ 講師について ]
Debra Samuels, cookbook author, culinary educator and exhibit curator, has been working with children and families for four decades. From 2000 until 2017, Debra was a regular contributor to the Food Section of The Boston Globe. She is co-author of The Korean Table and author of My Japanese Table: A Lifetime of Cooking with Friends and Family, both from Tuttle publishing. Debra puts it this way: “Food is an international language, a bridge across cultures. I continue to enjoy educating, entertaining, and encouraging people of all ages to be creative and to care about its preparation and presentation. I see food as the key to a broad and healthy life.” www.cookingatdebras.com
March
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マイクロアグレッション:コミュニティで考えよう
日時:3月7日(日) EST 8 pm~
講師:中村ナオミ
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[ 詳細 ]
みなさん、マイクロアグレッションという言葉を聞いたことがありますか? 例えば、アメリカではこんな会話がよくあるかもしれません。
Aさん: Where are you from?
Bさん: I’m from MA.
Aさん: Where are you really from?
……あれ? どういう意味? なんだか腑に落ちないなあ。こうした一見小さなモヤモヤ感が積み重なると実は思わぬ心の負担になっていきます。昨今このようなマイクロアグレッションへの認識が高まっています。私たちもその対応方法を知ることで気持ちが楽になったり実生活で役に立ったりすることがあると思います。皆さんで体験を共有し、ロールプレイを通して学ぶワークショップにぜひ参加してみてください。
[ 講師略歴 ]
中村ナオミ:仕事、子育てとコミュニティ活動を通じて学ぶことに目覚め、現在メリマック大学の教育学修士課程に在学中。長寿社会で子育て後の大人の学びに関心あり。医療教育関連のフリーランス通訳者。
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|第10回ボストンチャリティコンサート(ウェブ配信)|
Day / Time
US EST: 3月11日 ~ 15日 7:30 pm ~
JAPAN: 3月12日 ~ 14日 9:30 am 、3月15 ~ 16日 *8:30 am ~
*14日に米国冬時間から夏時間に変更するため、
15 ~ 16日は日本開始時間が1時間早くなります。
[ プログラム ]
こちらをご覧ください。
[ 参加方法 ]
こちらから無料でご覧いただけます。
[ 寄付 ]
寄付へのご協力はこちらからお願いします。
$1000を超えて集まった金額はアーティスト支援プログラムへ寄付を致します。
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[ コンサートについて ]
この度、ボストンチャリティコンサート(BCC)をオンライン配信で行う運びとなりました。東日本大震災支援をきっかけに始まり、その後みなさまに親しまれ、毎年被災地のみならず、地元NPOを支援してきたコンサートも第10回目を迎えます。
コンサートは東日本大震災から10年のメモリアルとこのBCCの10周年を記念して、3月11日から15日まで5日間、夜7時半(EST US) から、https://www.bostoncharityconcert.comにて無料でご覧いただけます。
(日本時間は、3月12日から14日は朝9時半より、Daylight savingのため、15、16日は、朝8時半からになります。ご注意ください。)
今をときめくYoung ArtistsとBCCメンバーが日替わりで演奏します。プログラムはこちらをご覧ください。ご自宅でたくさんのみなさまに、音楽を楽しんでいただければ幸いです。
また、去年コンサートが中止となり資金が確保できなかったため、次回このコンサートを継続させるためのファンドとしてボストンチャリティコンサートへの寄付にご協力いただければ幸いです 。
BCCは、学生が音楽で社会貢献できる場を提供することも目的の一つとしています。これからもこのコンサート活動を続けていけるよう、みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
ボストンを離れたお友達や日本の皆様にもご覧いただけますので、どうぞこのお知らせを拡散してください。
たくさんの方に見ていただけることを願っています。
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|ブッククラブ「Educated」|
Day / Time
US EST: 3月24日(水)8:00pm – 9:30pm
ファシリテーター:アンソニー倉田 未歩
[ 詳細 ]
ブッククラブ第3弾で取り上げる本は、ニューヨーク・タイムズやボストン・グローブの大ベストセラーになり、オバマ元大統領やビル・ゲイツも絶賛の 「Educated」 (Tara Westover著:2018年刊行、和訳版「エデュケーション:大学は私の人生を変えた」 2020年刊行) です。
両親の過激な反政府的思想のためにアイダホ州の山麓で医療制度や学校教育を避けて育てられたが、兄の一人に勧められ自学で大学に入学し、さらには博士号 (ケンブリッジ大学: 歴史学) を取得した女性の自叙伝。
ここまで聞けばサクセス・ストーリーかと思いがちですが、他の兄から暴力、精神的な虐待を長く受けたがその事実を両親は認めず、絶縁され精神的に苦しまされる、という壮絶な人生でもあります。
教育(洗脳という意味での教育も含め)とは何か。家族内の葛藤とどう向き合うのか、家族の一員とはどういう意味なのかまた本書はメインストリームと反政府過激派という今日の二つのアメリカにも関連しているように思えますが、私たちはどんな点を学べるのか。などなど、一緒に考えて語り合いませんか?
今回のブッククラブは、本を読み終わっていない方、こういったトピックに関心のある方も参加大歓迎です!
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|アジア人差別について考える会|
Day / Time
US EST: 3月27日(土)午後8時~9時半
Zoomイベント
ファシリテーター:佐藤広子
[ 詳細 ]
相次ぐアジア人への暴力事件に、不安や困惑を感じておられる方も多いことと察します。自分に何ができるのか、アジア系コミュティーとどう関わるべきなのか、日系人としてどういう責任があるのかなど、さまざまな疑問も頭をよぎるはずです。今回の「考える会」は、こうした疑問やジア人の差別問題全体ついて系統立てたディスカッションを行えるよう、ファシリテーター(佐藤)がアジア系移民の歴史なども振り返りながら会話をリードさせていただきます。
この会は講義ではなく、自分たちの日常での差別体験や、現在勃発しているヘイトクライムについての考え、やり場のない思いなどを仲間と分かち合う「場」として企画されているもので、そうした話し合いを単なる共有でない、有意義な形で進めていくことを目的としています。
参加ご希望の方は、3月25日(木)までにこちらからご登録をお願い致します。
登録された方々には、前日(3月26日、金)に女性の会よりZoomリンクを送付させていただきます。急な企画ではありますが、出来るだけ多くの方々と話し合えたらと思いますので、どうぞ振るってご参加ください!
[ アンケート ]
皆様の差別の体験に関する簡単な匿名アンケートです。提出は任意ですが、当日の準備にぜひとも参考とさせていただきたく、参加の有無にかかわらずお答えいただけると幸いです。
https://tinyurl.com/236awnyu
[ 佐藤広子 ]
在米歴27年。元アメリカ地方紙記者。政治、教育、移民問題などを含む社会的課題について20年間にわたり取材。現在は英語PRコンサルティング事業を経営する一方、朝日新聞デジタルでビジネスコラムを連載中。
April
|自閉症スペクトラム症(ASD)神秘の世界とその可能性 非営利団体「PLANET Boston」 誕生ストーリー|
Day / Time
US EST: 4月10日(土)夜8時〜9時半
Zoomイベント
講師:落合典子、小野晶子
ASDの方々と共に築く、新たな価値観のコミュニティーの創造。それは、畑を開墾するところから始まりました。その道のりと、これからの挑戦について、親の立場から、特別支援教育の教師の立場からお話させていただきます。生まれたばかりのプロジェクトをみなさんに紹介させていただけるのを楽しみにしています。
[ 講師について ]
落合典子
2021年1月に発足した非営利団体PLANET Boston Inc 代表。2012年から現在まで、日英バイリンガル保育園/幼稚園 副園長。本業は、32歳の自閉症を持つ娘を含む3人の子どもの母親。息子二人は、IL州シカゴで、自閉症を持つ娘は8歳の時から、MA州のボストン東スクールで教育を受ける。ボストンに移住するまでの12年半、シカゴとボストンを往復をしながら、自閉症を持つ娘の教育環境を維持。現在は、自閉症スペクトラム症(ASD)の方々の素晴らしい能力や個性を多くの方々と共有し、共に生きる道を模索中。
小野明子(M.Ed)
PLANET Boston Inc プログラムマネージャー(実行部隊:隊長)体育教師:Boston Higashi School(3才〜22才、150名程の自閉症児が通うインターナショナルスクール、寮も併設されていて、365日24時間*COVID期でも閉まることはありません)今年で18年目になります。LesleyUniversityで軽度・重度特別支援教育修士号を取得。現在は体育主任(兼)高校体育教師として日々楽しく過ごしています。私のライフワークは障害を持っている方のQOLの向上です。我が校の生徒が卒業してからQOLが下がっている現状を知り、彼らのQOL向上できる場がないな作ろうと計画実行に至りました。様々な形でコミュニティに貢献できればと思います。
|自分の気持ちと向き合い、伝える方法〜自分らしく生きる第一歩を踏み出す|
Day / Time
US EST: 4月23日(金)午後8時から9時半
Zoomイベント
講師:新納万里(にいろまり)
[ 講師の紹介 ]
万里さんは、Northwestern大学院で心理学を学び、この4月に修士号を取得して卒業したばかり。そしてご自分の自己開発に基づいた心理療法を起業化するという、やり手でもあります。お子さんを育てながら、学び、そして新規ビジネスもこなされている万里さんの自己発見とは、どんな道のりだったのでしょうか? ビジネスを起業した動機は?など、ご興味をお持ちの方、ぜひ、ご参加ください。
講師に以下、万里さんから頂いたメールの一部をご紹介します。
最近、自分の気持ちを言葉で人に伝えたのはいつですか?
人間の感情は2000以上あると言われています。私たちは毎日色々な、時には相反する複数の感情を同時に抱えながら生活しています。でも私たち日本人にとって、自分の気持ちに気づくこと、ましてそれを誰かに伝えることは、意外と難しいのではないしょうか。
自分の感情に無頓着に生きてきた私が、メンタルヘルスカウンセリングを通して自分の気持ちを言葉にできるようになったことで、人生が大きく変わった経緯をお話しします。そしてすぐに始められる「気持ちと向き合う実践法」をご紹介します。
May
|ソンダー(理解共感力)を考えるーIAFAの取り組み|
Day / Time
US EST: 5月7日(金)夜8時〜9時半
Zoomイベント
講演者:細田満和子
(記事より抜粋)
社会学の視点から「ソンダー」を探究する
今、世界中で人が人として大事にされないことが起こっています。「ロヒンギャ虐殺」、「ミャンマー民主化弾圧」、「シリア内戦」は日本のメディアでも報じられています。身近な問題としても、「新型コロナ感染者や回復者が差別される」という状況も起きています。こうした問題に気付き、よりよい社会を構想し、そして実践する、そのような志向の「心の在り方」としての「ソンダー」(=自分と同じように他者を尊重し、それぞれの人生の物語に思いを寄せる)が、現代社会を動かす重要な要素と仮説を立て、人はどんな時に「ソンダー」に気づくのか、どのようにしたら「ソンダー」を得ることができるのかを深く探求してみたいと思います。
|暮らしに役立つ音楽のちょっといい話 〜 健康に教育に社会に。現代に生きる私たちと音楽の関係|
Day / Time
US EST: 5月22日(土)夜8時〜
Zoomイベント
講演者:塚本晶子
講師略歴:
ピアニスト。ピアノ教室主宰。
桐朋学園大学ピアノ科、同研究科卒。研究科生時代、桐朋学園短大演劇科の助手を1年間務める。
1999年に渡米。Yale大学の聴講生として1年間学ぶ。
2012年右手、右半身が痺れたことをきっかけに、無意識の癖や体の使い方を知り、自分の動きを再構築するアレクサンダーテクニークを学ぶ。
2016年3年半かけてアレクサンダーテクニーク教師の資格取得。
2013年からボストンチャリティコンサート代表。音楽で社会やコミュニティに貢献すること、音楽を学ぶ学生の横のつながりを作ることを目的としたコンサート活動を行っている。
音楽好きな仲間と気楽につながるピアノサロンを作るのが夢。ただ今、大人のための楽しむオンライン「リラックスピアノ講座」開催中。家族は夫と娘2人。
JUNE
|大人から子供まで使える English academic writing|
Day / Time
US EST: 6月6日夜8時から9時半
Zoomイベント
講演者:塚本智尋
論文やレポートに使える学術的文章の書き方をお話します。
英語の論文の構成の仕方をきちんと知っておくことは、アメリカで生活する上で読解にも役立ちます。子供から大人まで、どなたにでもご参考にしていただけます。
講師略歴:
Yale大学大学院 Medieval Studies PhD candidate
Yale大学にて2019年から、Medieval Studies、Academic writingの授業を行なっている。
Yale Universityにて優秀な教師に贈られるJanice Carlisle Prize for Excellence in Teaching賞の第1回受賞者。(2021年5月) プロフィール:https://ja.chihirotsukamoto.com/bio
|メンバーのおススメ!この夏に読みたい本10選|
Day / Time
US EST: 6月17日(木曜日)8:00pm~9:30pm
Zoomイベント
プレゼンター
石松 淑子
ハリス 淳子
佐藤 優子
ゴーシュ 晶子
ゴードン 美枝
アンソニー倉田
フィクションあり、ノンフィクションあり日本語の本も英語の本も 名作から新刊、啓発本まで。
面白い本、心に残る本、ためになる本、衝撃だった本を10冊選んでみました。
JULY
|PLANET Boston応援Day|
Day / Time
7月10日(土曜日)①午前9時から11時 ②午後5時から7時
場所:101 North Road (left), Sudbury MA
4月に【自閉症スペクトラム症(ASD)神秘の世界とその可能性、非営利団体PLANET Boston 誕生ストーリー】で素晴らしいセミナーを落合さん、小野さんからお伺いしましたが、そのプラネットボストンさんの畑を応援すべく、気持ちの良い風が吹く広い大地で、畑仕事のお手伝いをいたしましょう。
SEPTEMBER
|女性のためのセルフケアとYOGAの呼吸法|
Day / Time
US EST:9月19日(日)朝10時半〜12時
Zoomイベント
講師:武田かおる
YOGAがなぜ健康にいいのかを少しお話し、簡単な体操の他、一般的なクラスや動画では紹介されていない
気持ちを落ち着ける呼吸法及び体の内側の引き締めをご紹介したいと思います。
講師略歴:
日本ヨーガ禅道友会
Kaivalyadamha Yoga Institute 認定講師
整体師
OCTOBER
|災害後の「こころのケア」の人類学|
Day / Time
US EST:10月9日(土)夜8時より9時半
Zoomイベント
講師:熊木宏子
熊木宏子先生は、2017から1年半、福島県の南相馬でフィールドワークを行い、被災者の方々の心のケアについて実地調査をされました。その時に体験されたお話しや研究結果、そして文化人類学の中の新分野であるメンタルヘルスとはどのような研究なのか、お話ししていただきます。
講師略歴:
ハーバード大学学部人類学卒業後、国連日本代表部・経済部でのインターンを経て、エール大学東アジア研究修士号取得。その後、シカゴ大学にて修士号’・博士号を取得。現在は、ニューハンプシャーにあるダートマス大学でSociety of Fellowとして教鞭をとる。社会や環境の変化が健康へ及ぼす影響とそれに対する取り組みが人々の生活にどんな影響を及ぼすのか、研究されています。仙台出身。
NOVEMBER
|時代の潮流と日本の女性たちの群像 について考える|
Day / Time
US EST:11月30日(火)夜8時〜9時半
Zoomイベント
講師:五百旗頭千奈美
失われた30年といわれる長い経済停滞期は、日本が人口減少超高齢社会へ変貌するタイミングと同じ時期にあたります。日本型雇用、性別役割分業をはじめとする高度経済成長期の成功モデルの修正が途上にある中、日本は、これからの数年で人口減少スピードが加速度的に上がる時代に突入します。
大きく社会が変貌する中、女性に「求められる期待」は都合よく変わり、同時に変遷してきた「期待」の残像も混ざって、日本の女性論は漠然として視界不良です。「女性は日本の前途を握る鍵」という認識は広く共有されていますが、どういう展望を持っていけば良いのでしょうか。特徴的に見られる姿を群像としてご紹介しながら、ご一緒に考える時間を持てれば幸いです。
講師略歴:
五百旗頭さんは、日本で厚生労働省に勤務されており、今年の9月からハーバード大学のライシャワー研究所研究員として来年の春までBelmontに在住されています。特に女性の雇用、非正規労働、シニアの雇用形態などについて、幅広く労働政策に関わっていらっしゃるご専門家です。この機会にボストン女性の会にお招きして、ロスジェネ、女性、非正規など悪環境が続く日本の女性の現状と今後の展望などについて、お話ししていただくことになりました。皆様のご参加をお待ちしております。尚、事前にご質問もお受けできますので参加申し込み用紙(後日送信)にお書きになってください。
|朝のサクッと散歩|
Day / Time
11月7日(日曜日)9:00am 集合・9:15 出発
(雨天の場合は翌週14日に延期)
場所:Hapgood Wright Town Forest
今月30日のセミナーの前に、in-person のミニイベントを急きょ企画しました!運動の秋 & 芸術の秋にちなみ、野外アート展でのウォーキングです。夏時間から冬時間に切り替わる、年に一度だけ時間が増えて得した気分になる今週日曜日の朝、紅葉に囲まれてサクッと散歩しながらメンバー同士の親睦を深めてみませんか?
場所:Hapgood Wright Town Forest, Concord, MA
駐車場が数箇所あるようですが、Concord-Carlisle High School(500 Walden St, Concord, MA 01742)の向かい側のWalden St.にある駐車場で集合しましょう。
アートのテーマは”地球温暖化”。アーチストたち(日本人の方もいます)の作品が展示されており、作品をみながらぐるっと池の周りを30-40分程度で回ることができます。スマホがあれば作品について散歩しながら各アーチストの説明も聞けます。
December
|フェミニスト・カウンセリングとは何か?―女性の視点で精神科医療を考える|
Day / Time
US EST:12月11日(土) 夜8時から9時半まで
Zoomイベント
講師:河野貴代美
失われた30年といわれる長い経済停滞期は、日本が人口減少超高齢社会へ変貌するタイミングと同じ時期にあたります。日本型雇用、性別役割分業をはじめとする高度経済成長期の成功モデルの修正が途上にある中、日本は、これからの数年で人口減少スピードが加速度的に上がる時代に突入します。
大きく社会が変貌する中、女性に「求められる期待」は都合よく変わり、同時に変遷してきた「期待」の残像も混ざって、日本の女性論は漠然として視界不良です。「女性は日本の前途を握る鍵」という認識は広く共有されていますが、どういう展望を持っていけば良いのでしょうか。特徴的に見られる姿を群像としてご紹介しながら、ご一緒に考える時間を持てれば幸いです。
講師略歴:
河野 貴代美 (カワノ キヨミ) (著/文 | 編集)
1939年生まれ。シモンズ大学社会事業大学院修了(MS)。元お茶の水女子大学教授。
専門:フェミニストカウンセリング、臨床心理学、フェミニズム理論、社会福祉。
日本にフェミニストカウンセリングの理論と実践を初めて紹介し、各地におけるカウンセリングルームの開設を援助。後、学会設立や学会での資格認定に貢献。
著書:『自立の女性学』(1983年、学陽書房)、『フェミニストカウンセリング(Ⅰ・Ⅱ)』(新水社、1991/2004年)、『わたしって共依存?』(2006年、NHK出版)『わたしを生きる知恵 - 80歳のフェミニストカウンセラーからあなたへ』(2018年、三一書房)、”それはあなたが望んだことですか?” ほか。
翻訳:P・チェスラー『女性と狂気』(1984年、ユック舎)、H・パラド他『心的外傷の危機介入』(2003年、金剛出版)ほか多数。